2009年9月30日水曜日

「持たせない」条例

小中学生に携帯電話を持たせないことを努力義務とする石川県の条例が来年の
1月から施行されるそうです。

インターネット上の掲示板などを発端としたいじめや犯罪などを抑制する為に
そもそも危険なサイトへの接点自体を無くしてしまおうという試みのようですが
臭いものには蓋をする的な考え方に、異論を唱える方達も少なくないようです。

自分としては、携帯電話を持たせないという判断に反対する訳ではないですし
携帯電話を持たないことで、未然にいじめや犯罪を防げるケースも少なからず
あるはずなので、必ずしも悪い条例ではないと思います。

ただし、やみくもに携帯電話を取り上げる前に、それらはあくまで道具であって
それを使う人達のモラルやマナーによっては教科書にも武器にもなり得るという
事実を子供達に押し付けるだけではなく、私達大人自身がもっと勉強しなければ
ならないのではないかとも思います。

タバコやお酒と違って、携帯電話やインターネットは子供たちが大人になり仕事や
生活をしていく上で必要不可欠なものになってきます。

であればなおさら、それら道具にはどのような危険が潜んでいて、自分が発信した
内容によってまわりにどのような影響を与えてしまう可能性があるのかということを
しっかりと把握したうえで、誤った使い方をしない判断力を養うことの方が大切なの
ではないでしょうか。

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