2009年8月22日土曜日

地産地消の流行

今日の日経新聞に興味深い記事を見つけました。

「非東京」に価値見いだすと銘打って、新潟で発行されているフリーペーパーの
紹介がされていたのですが、このフリーペーパー、一見すると東京の書店に並ぶ
ファッション誌となんら変わりないのに、実はとことん地元にこだわった内容で
埋め尽くされているとの事。

モデルを務めるのは新潟県人で、服を地元のアパレル店が提供し、ヘアやメークは
地元の美容室が担う。
このフリーペーパーのコンセプトは「地元で完結する等身大の人やモノ」であり
この広告宣伝パワーを利用し、同誌を見た読者が地元のショップに足を運び
ファッションの世界での「地産地消」が進むと。

なるほど、ファッションに関しては疎い方ですが、言われてみれば自分達の世代は
誰もが認めるスーパースターよりも、読者モデルやカリスマ店員といった親近感の
ある人達に憧れを持ちお手本としてきた覚えがありますし、ましてやそれが地元の
人やモノであれば、気にするなというほうが無理ですよね。

いままで全国規模で展開されてきた宣伝広告という手段に、ご当地テイストを
強めてあげる事で、ピンポイントな地域消費が発生しますし、他の都道府県でも
横展開ができそうなので素晴らしいアイデアです。

ちなみに、40歳以上の方達よりも20~30歳代のほうが「住んでいる地域には
元気がある」と感じている人の割合が多かったり、「地域が元気になるための
活動に参加したい」という人も30代が最多で81%という調査結果もあるようで
自分達の世代が一致団結する事が地域活性化への近道であると、あらためて
感じました。

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