2009年8月11日火曜日

プロフィール その4

入学当初はスクールでの就職支援をあてにしていたのですが、卒業する頃には
それなりの知識や、先生・生徒同士のネットワークも既に構築できていたので
まずはできるだけ自分の力で職探しをしてみる事にしました。

というのも、その頃から地元川越への思い入れが強かったので、できれば川越で
仕事をしたいという希望が大きかったのですが、当時、川越勤務のIT系職種自体
非常に少なく、ましてや中途の未経験から正社員にという条件は皆無でした。

そんな時、ハローワーク川越の求人に、大手電機メーカー子会社で川越の
大手企業とも取引を多く持つ企業を見つけたのです。

残念ながら勤務地は川越ではなかったのですが、川越の企業との取引が
あるのであれば、そこから川越の企業の方との人脈ができるかもしれない。
正直、応募理由はそんな単純でちょっといやらしいものでした。

とは言っても、誰もが知っている大手電気メーカー子会社に対して、業界未経験
なのはもちろん、ちゃんとした転職活動も初めてだったので、職務経歴書など全く
書いた事もなく、面接の日が近づくにつれて不安が募っていきました。

そんな時非常に役に立ったのが、埼玉県が主催する、「面接の受け方」や
「職務経歴書の書き方」などの各種講座でした。

民間で受けると1~3万円程する受講料も、テキスト代程度でみっちりと教えて
くれるので、普段あまりゆかりのない行政サービスというものに深く感謝しましたし
これがきっかけとなって、自分達がいつもなんとなく支払っている税金の使われ方
などを意識するようにもなりました。

そしていよいよ面接当日、会議室に通され、社長、営業部長、採用担当の
3対1で面接がスタートしました。

緊張で何を話したのかあまり覚えていませんが、当時、節約の為に坊主頭だった
自分に対して、九州男児な社長が

 「坊主のエンジニアなんて見たことないわ!」

と豪快に食いついてくれたのだけは記憶に残っています。

その後、無事採用の連絡をもらえたのは坊主頭の効果だったのか否か
今となっては知る由もありませんが、まずはこの業界でのスタートラインに
立つ事を認めてもらえたという嬉しさと自信を与えてくれた出来事でした。

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