2009年8月7日金曜日

プロフィール その3

今の業界に転職を決意したのは25歳の時ですが、全くの未経験だった事もあり
書類選考で落とされるのは目に見えていた為、まずは資格取得を目標にしました。

といっても、当時は「プログラマー」や「SE」というキーワードを知っている程度
でしたので、いま現場ではどんな職種やどんな人材が必要とされているのかが
漠然としていた為、そのあたりのリサーチも兼ねて、ITスクールで資格取得を
目指す事にしました。
また、そのスクールには卒業後の就職支援というものがあったので、IT業界の
右も左もわからない、これといったコネもない自分にとっては、それも大きな理由の
一つでした。

学校のコースには大きく分けて「開発者コース」と「サーバー管理者コース」があり
「開発者コース」ではJava、「サーバー管理者コース」ではWindows2000Serverと
Linuxをそれぞれ取り扱っていました。

当時、Javaの技術者不足が叫ばれていて、就職でも引く手あまただとの説明を
受けましたが、どちらかというとインターネットの仕組み自体に興味があったので
サーバー管理者の方に魅力を感じ、迷うことなくそちらを選択しました。

また、事前の情報収集で、Linuxという聞きなれない得体の知れないものが
Windowsに取って代わる時代が来るという読みもあった為です。

ただ、ちょうど時を同じくして「開発者入門コース」というものが新設された事もあり
体験受講という形でJavaのプログラムにも触れられた事は非常に有意義でした。

それからおよそ1年をかけて、インターネット通信の仕組みから、各種サーバの
構築・運用までを学び、資格取得も完了したところで無事に卒業となりました。

いま思い起こすと、受講内容は本当に初歩的な事だけでしたが、当時の自分に
とっては全てが目新しく、毎回の授業が感動の連続でした。

スクールの先生方も、以前は実際に現場の第一線で仕事をされていた方
ばかりだったので、当初の目論見通り、転職雑誌には書かれていないような
現場の生の情報を仕入れる事にも成功しました。
何より、勉強のしかたを勉強できたというのが一番の収穫だったと思います。

ちなみに、気になる受講費用ですが、新車で軽自動車が買えるほどでした。
当時乗っていた愛車を泣く泣く手放し工面したのですが、その時手放した愛車を
今でも夢に見る事があります。

本当にごめんよ。

0 件のコメント:

コメントを投稿