そもそも、「企業こそ積極的に社会貢献活動を行う事が大切だ」と強く意識
し始めたのは、以前勤めていた会社内に複数存在する委員会活動の中でも
地域への社会貢献を主な目的とした委員会に参加するようになってからだと
思います。
活動の内容自体は、ベルマークや使用済み切手の収集をはじめ地域清掃の
ボランティア、救命救急講習の開催など、よく耳にするようなものばかりでしたが
驚いたのはその影響力です。
個人では1年かけても集められない量のベルマークや使用済み切手が一度の
呼びかけで大量に集まるのです。
もちろん、強制している訳ではないですし、ベルマークを切って集める作業は
就業時間外に自宅などで行って頂いているのにも関わらずです。
単純かもしれないですが、これらの活動内容の質を高める事で、地域に
とてつもない影響をもたらす可能性を秘めているのではないかと感じたのを
覚えています。
しかし、その矢先に世界的な大不況の流れを受け、会社の利益に貢献しない
委員会に対しては、活動停止を余儀なくされてしまったのです。
また、時を同じくして、川越で商売や事業を営む友人や知人から「日に日に
客足が遠のいている」「売り上げは下がる一方だ」など、悲痛の叫びを聞く
機会が多くなりました。
川越の中小企業が落ち込んで行くという事は、地域産業の衰退を意味し
何らかの形で市民の生活に悪影響を及ぼしていくことは避けられません。
何か自分に出来る事はないのか。。。
サラリーマンの寄付くらいではお話にならないし、ボランティアにも限界がある
何より根本的な問題の解決にはならない。
そんな時、企業の影響力の事をふと思い出しました。
あの影響力を100%川越の為に使えるとしたら、変革を起こせるかもしれない。
しかし、今の状況で会社の機能を利用して活動を行う事はあてにできない。
そういった葛藤の中でたどり着いたのが
「川越の活性化に繋がる事を仕事にする会社」
を、自らの手で設立するという結論だったのです。
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